瞳-film-

作詞:福永倫子
作曲:藤吉望,福永倫子

ゆっくりと動き出す
そのフィルムで なにを覗よう
白いシャツと 焼けた肌
誰かが弾く ピアノの音

遠回り 知らない景色
どんなものも 宝物になる
あの頃の 僕たちは
飾らない場所 探していた

夏草がさやさやと
音をたてて 僕の心を突く
ああ 思い切り吸い込んで
吐き出すのを 忘れてる?

天を仰ぐ 黄金虫

夏のヒカリ 想い出す
あの坂道を 君と歩いた 何度も
駅までの帰り道
ららら 夏のはじまり

夕焼けに染まる頬
君と歩く 線路沿い
次の列車が来るまでに
言えたらよかったのかな

もう気付いていたかな?

走る町並み 思い出す
触れそうな肩と 君の綺麗な横顔
少し遠く 感じて

君がいた あの景色や
独り 感じた 苦いつまづきも
頬を撫でる風の優しさも
胸に 焼き付いて 
僕をつつむ カゲロウ

あの日 あの時に 戻りたくもなるけど
今日の想い出は 明日の道になる

今はここで、生きてる
想い出の あの坂道に
もう、君がいなくても
ほら 歩いていけるよ

溢れる 記憶 ほどいたら
懐かしい音を吸って

福永倫子 / FUKUNAGA NORIKO OFFICIAL WEB SITE

FUKUNAGA NORIKO 日常のワンシーンをドラマチックに バンドで歌う、踊れるシンガーソングライター 名古屋在住